むらびと
田舎へ移住する人が増えていますね。
南山城村も、移住者が年々増えています。
アーティストやものづくり系の方が目立ってはいますが、一般家庭の方にももちろん出会います。
第一次ブームは、定年後の楽しみ
今は、子育て世代や、手に仕事をもって単身でIターンなどなど
自然豊かな田舎で多くの時間を過ごしたいという人が増えてきました。
ということで、南山城村移住の先輩の本音にクローズアップ!
田舎に住みたいけど具体的にどうしたらいいのかわからないという方へのヒントになること間違いなし!
小林博明さん(南山城村:押原地区在住)
出身地:京都府久御山町
村人歴:8年
家族:夫婦2人+ワンちゃん
移住前の仕事:自営業(電子部品工場)
移住後の仕事:上記工場の下請受注
趣味:畑仕事、ガットギター(仲間募集中!)
本音その1
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最低限の収入源がキモや!
大好きなビールが買われへんからな!
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移住前に「京のやましろ田舎暮らし実践プログラム」という行政の企画したプログラムに参加。
この押原地区でそばの農業体験を経て、地域と村人と交流し、移住候補地として即決!
屋敷つきの土地(山含む)を買った。
家を少しずつ改修した。
荒れ地を開墾して、畑をできるようになった。
でもあれ??
まとまったお金も細々としたお金も出て行くと、あっという間に手持ち金は少なくなるねん!
だから、最低限の収入は必要になってくるわな。
電子コイルをつくって自営業してたから、さっそく作業小屋(廃材も利用!)をつくって、仕事で収入を確保するようになったわ。
本音その2
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田舎暮らしはコミュニケーションありき!
これはめんどくさがったらアカン!
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押原という地域は、いろんなことを隠さず、オープンな人柄の村人が多いとのこと。
排他的でないから、すぐに打ち解けられたそうです。
でもこんなことも話してはりました。
自分から地域に溶け込もうとする姿勢が大事やわな。
どんな小さい頼まれごとも引き受けてたら、いつの間にか地区の会計役をまかされるようになった。
信頼されてる証拠やからうれしいことやで。
本音その3
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春夏秋冬の変化を感じながら生活できるよろこび
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ここには都会生活で忘れてきたものが、全部ある。
ここにくるまでは仕事一筋やった。
見栄みたいなものがあって、車や腕時計を買い換えたり、モノでストレス発散してた。
でもここ見てみ。
一面プライベートマウンテンやで。ゴルフの練習もできるしな。
自分で切り開いて、畑にして、でもまだまだ整備せなあかん。
水もひきたいねん。
大変やけどな、大変やと思えへんねん、おもしろいねん。
(小林さんのプライベートマウンテン。背丈くらいある草を刈って整備していったそう)
あと、鳥の音がこんなに複雑なんかとここに来てようわかるようになった。
飛び立つときの羽の音がたまらなくシビれるわ。
田舎暮らしというのはいろんな条件をクリアせんとでけへんもんかもしれへんな。
両親と同居せなあかん、身体が悪くて通院せなあかん、こどもの習い事がある・・・
ひとつとして欠けてしもたら、実現でけへんのかもしれんな。
でも、何を不便に思うかで、優先させることはちごてくるからな。
都会のマンション生活をそのまま田舎に持ってきたらええと思てる人は、そらアカンわ。
草刈もある、地域の行事もある、ご近所づきあいでけなアカンとこやからな。
それも含めて生活を楽しめる人が、田舎暮らしできるんやろな!
本音その4:
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生活のしやすさがいちばん!
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なぜ南山城村の押原地区に決めたのか聞くと、、、
ここは、「なんちゃって田舎暮らし」できるねんで!
国道163号がすぐそこを走ってるけどめちゃくちゃ静かやし、20分も車走らせれば伊賀へ買い物に行ける。
孫たちも来やすい距離。
なんと言っても、生活しやすいのんがいちばんやで!
※これを書いているわたしも 「生活のしやすさ」がいちばんの決め手でした!)
さてさて、田舎暮らしを考えている方のヒントになったでしょうか?
背中を押すのは、誰かの何気ない一言なのかもしれませんね!
実際に小林さんに会ってお話をするのも、とってもオススメですよ!
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地域特集④実は奥がとっても深い!今山・押原・奥田地区!月刊むらびぃと14号(2015.12月号
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(こちらに登場する I さんは、小林さんの師匠だそうです)
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