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わら細工づくりの達人!郷土に伝わる技術を伝え続けるー田山伝承クラブー

農山村である南山城村。

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自然のものを有効活用して、道具をこしらえながら生活に使ってきました。

木材、竹をはじめ、わらや蔓、土までも
知恵を働かせ、手足を動かし、何でも道具に変身させてきました。

昔は当たり前に作っていたものも、今はもう何でも買えてしまう時代。

つくる人もずいぶんと少なくなってしまいました。

 

■田山伝承クラブ-郷土に伝わる技術を伝えたい-

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郷土に伝わる生活技術を伝え継ぎたいというおじいちゃんたちがいてはります。
廃校になった旧田山小学校の一室を拠点に活動してはります。

メンバーのひとりが、笑顔がとっても素敵な福北さん。

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わらじを作って(年末はしめ縄も)
南山城村農林産物直売所で販売したり、
希望があれば 「わらじづくり体験」 もやってはります。

※わらじの注文も毎年あるようです・・・!!

 

メンバーも高齢になり、実動できるメンバーはひとりだけになってしまったそう。
要望があって身体が続く限りは活動していきたい、と力強い言葉です。

 

田山伝承クラブの活動コンセプトは

わら草履、しめ縄、野菜作りなどを通じ、
私達の幼少、少年時代の生活様式・身の回りの農耕に伴う諸道具
地域の文化を後世に伝える活動を行っています。
材料と技術の全てを自身達で賄っています。
廃校後の母校の一室を利用して
地域内外からの参加者に郷土に伝わる技術を伝えている。
手作りの良さ、モノ作りの大切さや楽しさを
素朴な体験を通じて実感してもらえるように、親切丁寧な指導を心掛けている。
ワラ草履は「作ること」「履くこと」で頭や体に刺激があって健康に良い道具である。

    引用:京都府ホームページ → (リンク先へ)  

 

■わらじはこうやってつくられる!

縄を結ったあとは、わらじの土台をつくる
  ~足指でしっかり固定するんやで。最初がかんじんやさけ。~
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土台に2~3本のわらを編んでは締めを繰り返し
足裏があたるところをつくっていく 

  ~編んでく幅をうまいことやらんと細なってしまうで~
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 ~底つくる途中で鼻緒部分をつけるんや~
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 ~縄はこうやってつくるんやで。先が細うなったら、わらを足していくんや。~
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 ~わらくずでしごいて縄の表面をなめらかにするんやで~
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できあがり!(※これはスタッフが教えてもらいながら作ったもの)
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■12月にしめ縄づくり体験を企画しました

写真を見てると、やりたくなってきた人も多いのでは??
年末ということもあり、シンプルなしめ縄づくりを企画しましたよ♪

わらで縄をつくっていくことの
むずかしさとおもしろさは、やってみないとわからない・・・!

そして、出来上がったものの愛おしさといったら!!

 

詳細は・・・また後日に・・・お楽しみにー!

 

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