むらびと
昨日朝日新聞で取り上げられた
京都文教短期大学×南山城村のプロジェクト。
これは昨年に引き続き2年目のプロジェクトで
「学生とともに道の駅の商品開発をする」 という取組です!
今年度のテーマは
田舎料理をベースにした商品開発
この事業をやるからには、私たちも手を抜くわけにはいきません。
すべてにおいて全力を尽くします!
単に視察してもらうだけじゃ、意味がない。
そこで、今回の村視察で重点をおいた3つのこと。
1.村の風景、空気を実際に肌身で感じてもらう
直売所にて村の産物を見てもらいます
もちろんここから臨む絶景も。
直売所の次は、旧田山小学校。
廃校になっていますが、村人が学び舎にしていた場所。
今では田山郷土資料館をはじめ、作家さんのアトリエ、
カフェねこぱん、南山城紅茶製造室があったりと
村内外の人々の憩いの場です。
直売所から旧田山小学校までの道中も、
田山集落の風景、茶畑などなど見ていただいています。
2.村人の話を聞いて体験してもらう
村のおじいちゃんによる、わら細工体験。
わらじを履いてみる体験。
料理とは全く関係ないかも・・・!?
でも生活に密着しているから知ってもらいたい!
実際に手を動かしながら聞いたおじいちゃんのお話は
村の暮らしぶりをきっとリアルに思い起こせるはず。
3.おばあちゃん作の田舎料理を見て、実際に食べてもらう
地域に伝わる伝承料理をはじめ、
おばあちゃんが畑で栽培した作物や乾物、山の恵みで作る田舎料理。
大皿料理も田舎の特徴。
大家族の食卓、地域行事のとき。
美しい盛り付けで、家族や人々をおもてなし。
でもおばあちゃんたちは
こんなんしかでけへんさけ
と控えめ。
今の世に足りない大事なことを教えてくれます。
<今回のお料理>
秋の山菜おこわ・お漬物
乾燥原木しいたけ、山栗、根菜をふんだんに使用
精進刺身
法事の際に作った高尾地区の伝承料理。
家にあるものや乾物を刺身に見立てます
手づくりこんにゃくの刺身 →こんにゃくづくり体験はこちらへ★
奥がこんにゃく芋。この芋からこんにゃくが作られる。
手前のこんにゃくは、かぼちゃと一緒に練られている。
しょうがの佃煮
しょうがの辛味は煮こぼして和らげます。ごはんがすすむ!
村の コト・ヒト・モノ を体感する ことで
何か新しいものが生みだされるはず。
ただ資料やインターネットの情報を見ても
ピンとこない、愛着もない。
でも人間の五感は、キョーレツに記憶に残る。
実際に村人の顔を見て話を聞いて感じるほうが
何倍もの感動がある・・・!
そして、おじいちゃんおばあちゃんの想い。
古き良き暮らしからうまれた、
知恵や技術を若い人たちに伝承したい。
日常でも語るその想いを本来のカタチはもちろん、
アレンジしたカタチでも発信していきたい。
そんなおじいちゃんおばあちゃんの想いと私たちの想いを
ギューーーーっと、2時間に詰め込みました。
学生さんたちに伝わっているはず!
次のステップにどんなふうに活かしてくれるか楽しみです♪